シルバーメタリックの流線型ボディー。
中国製、充電12時間必要、20~30分稼働、交流使用不可、充電完了後自動オフなし、価格1,980円。

初めて購入したバリカンのスペックは、こんな具合でした。使い勝手が悪いことこの上ないバリカンでしたが、一つだけ気に入っていることがあって、10年近く使い続けています。

気に入っている点は、パワーが衰えないということ。ウィーンと音がデカいし、振動も結構あるし、アタッチメント(髪を刈りすぎないよう歯を浮かすガイド)が外れたり、手元が狂うと、結構目立つハゲが簡単に出来てしまいます。「荒野の荒くれ者」といった感じのバリカンです。ちょっとこれでは、誉めているのか、けなしているのか分かりませんね。

耐久性は特筆ものですね。今まで使ってきて、故障はほとんどありません。

1,980円で10年ですよ。

理髪店での正規のカットが3000円掛かっていたとして、年5回行くと、実に15万円弱の節約です。

何年か前に、整髪中にバリカンを落っことして、アタッチメントが割れてしまったのですが、私の中のドケチの神が代替え機の購入を許さず、瞬間接着剤でアタッチメントを修復するという離れ業を駆使、いまだに使い続けています。

そして先日、3回目の転落事故が発生し、アタッチメントが修復不能なくらいバラバラに砕けてしまいました。これはもう買い替えるしかないかと、アマゾンや楽天を探しましたが、バリカン本体はというと、動作快調で引退を聞き入れてくれそうもない。

それでですね…。

アタッチメントはロングヘアー用とショートヘアー用の2種類があって、僕は専らショート用だけを使っていました。

「ロングやつを使えんかな」
ドケチの神が僕に囁きます。櫛(くし)の部分の長さが違うだけだから、短くすりゃいいじゃん。

どうやって?

だから、カッターとかノコギリとかで櫛の部分をカットして、ギザギザになった所は根気よくヤスリでジョリジョリ削れば。

誰がやるの?

お前さんだよ。

嫌だ、絶対通販で買う!!

買えるかな、フッフッフ…。

というわけで、現在アタッチメントの改造中です。工程の大部分は終わっていて、あとはヤスリがけをするだけ。

1,980円の家庭用電動バリカンの耐用年数がどれくらいなのか知るよしもありませんが、あと2~3年は使えそうな気がします。

いやぁ、バリカンが長持ちして結構なことですが、今回はバリカン本体の話で終わりそうです。しかし残念ながら、セルフカットの話はまだ続くんですよ。

何を伝えたいのかよく分かりませんが、まだ書きたいんです。

それではまた。