9月22日夜勤明けの空腹時血糖値は98mg/dlでした。

 

世の中には不思議な現象があるもので、本人が全く行くつもりがないような場所へ、何らかの力が働いて強引に引き寄せられてしまうといった出来事があります。

9月13日金曜日の出来事でした。

その日は仕事中から変な胸騒ぎがして、妙に落ち着かなかったです。

何か怪談みたいだな。でも怪談ではないので、安心して読み進めてください。

何だろう?この変な感じは、と考えながら帰宅して、軽い食事をとった後、突然、5年間も頭の中で放置していた手話サークルのことで頭がいっぱいになりました。

もう二度と行くことはないだろうと思ってたのに。

昼間からの胸騒ぎは、この時もまだ続いていて、手話サークルのことを思い浮かべた途端、何かに手繰り寄せるようなに、手話サークルが行われている老人福祉センターに向けて車を走らせていました。

こう書いていくと、いささか創作がかかった記述のように読めるのですが、全て事実なんですよ。

そうやって久しぶりにやってきた講習会場なんですが、会長や講師に顔を合わせても、何と言えばいいのかさっぱりわからない。

もう、ずっと立ち尽くしていた。

当然です。何も考えないでやってきたんですから。

来なかった理由を述べて、謝るのが普通だろうなと、頭を整理していると、会長から「ごめんなさい。月曜日から金曜日に勝手に講習日を変えちゃって」と向こうから切り出された。

あー、そうか。月曜日から金曜日に変わったから、僕はサークルに行かなくなったんだ。

ある日、会場に行くと、電気が点いてなくて、それきり行かなくなったんだ。

玄関の掲示板にも告知がなかった。

その時改めて、サークルに参加しなくなった理由を思い出しました。

思えばそれほど複雑な理由があるはずもなく、シンプルな物理的理由から行かなくなっていたのです。

少なくともサークルの人たちは、そんな風に僕を捉えていた。

だから「ごめんなさい」なんだ。

促されて着席し、隣のろう者のおばさんと手話で再会を喜んでいたら、出席者が全員、僕の方を見ている。

会長が「あなたすごく上達している」と驚いていた。

「どうやって勉強したの?」と尋ねられて「独習ですよ」と答えました。

YouTubeを見たり、オンライン手話講座を受講したり。

このブログにも書いてあるけど、そんなことです。特別なことは何もしてない。

謙遜でも何でもなく、本人はそれほど上達したとは思っていない。

その後日、ろう者の理髪店で散髪をしてきたんですが、確かに以前と比べて手話の手数が増えてきたように思います。

来店時の向こうの反応も明らかに友好的ですし。

だから金曜日に感じた胸騒ぎも、起こるべくして起こったイベントだったのかなと思っています。

運命とか宿命とか、そんなもんじゃないかな。

ともかく手話サークル活動再開ですよね。

訳わかんないけど、また通うか。

勉強にはなるし。