先日記事で書いておりましたが、前立腺肥大の診察を受けてまいりました。

とにかくこの手の病気は羞恥心が先だって、受診が先延ばしになることが多いそうです。僕だって頻尿を自覚して 1年以上経ってから、ようやく受診することになったのですから、かなり勇気が必要ですね。このブログを書いてなかったら、おそらくもっと手遅れの状態で受診することをになったでしょう。

そんなわけで、桜も咲き始めた暖かい春の午後…

僕は性懲りもなく悪あがきを続けていました。自分の足で診察室に足を運んだというのに、ドクターの問診中に「看護婦さん達に見られるのが恥ずかしかったから、受診するのが遅くなってしまいました」というくだりを何回も、弁解というか懺悔のようなニュアンスを含めて繰り返していたのです。ようするに美人の看護師さんに粗チンを見られるのが嫌なんですが、私の祈りにも似た姑息なアピールにも関わらず、彼女は立ち去って来れませんでした。まあ看護師さんにチ〇コ見られるぐらい仕方がないことなのかもしれません。僕としてはこれで大きなハードルは越えたことになります。

もうここを越えたら何も怖くない(直腸診は既に経験済み)。

検尿では異常がなく、エコーでは前立腺が太くなっていることが指摘されました。前立腺肥大の模型の一番小さい模型を取り出して、あんたのはこれぐらいだと説明してくれました。

膀胱の中に前立腺が少し飛び出ているそうです。どういう意味なのか尋ねてみましたが、説明はスルーされました。まだ判断に時間が掛かるということでしょうね。

膀胱にオシッコが溜まっている状態と排尿後の状態とでエコーを調べてもらったのですが、排尿後にはオシッコが完全に排出されていました。自分でも残尿感などの自覚症状はありませんでしたので、その辺は腑に落ちます。オシッコが出にくいわけではなく、一度尿意を覚えたら、すぐにトイレに駆け込まないと間に合わないことがあると説明しました。

実は最近、お酒をやめ頻尿が解消したから、受診する気になったのだという事情については、余計なことのように思えて話すのをやめておきました。医者は世間話など望んでいません。鼻であしらわれるのが関の山。いずれにしてもここが断酒のタイムリミットだったんだな、と思いました。

診察中、深刻な雰囲気は一切なく、前立腺肥大症に伴う排尿障害の薬を21日分処方されました。シロドシンという錠剤(ユリーフのジェネリック)で就寝前に2錠飲むことになります。それとこちらでは糖尿病でも掛かっているので、近々その採血と合わせて PSA(前立腺癌腫瘍マーカー)の検査をしてもらうことになりました。

一年に及ぶ不安や葛藤や羞恥心との戦いを乗り越えての泌尿器科受診でしたが、最初の一歩は割とあっけない印象でした。

採血の結果は後日お伝えいたします。無事でありますように。