10月25日夜勤明けの空腹時血糖値は130mg/dlでした。

 

猫たちとの新しい生活が始まりました。

火曜日に警察署に連れて行き、まぁ相当手続きが長くなりましたね。

だいたい、財布を届けた経験がある人なら分かるだろうけど、拾得物の届け出ってのは、かなり待たされる。

警察署の中にもパソコンが何台も並んでるわけだけど、あれをどう使えばあんなに時間がかかるんだろうと、頭を傾げてしまう。

明らかに時短とは別の意図で使っているのだろうな、と思わざるを得ないわけ。

まぁ人を疑うのか商売なんだから、仕方がないとは思うんだけど。

それで猫の写真を撮り、体長を測り、マイクロチップを検出するデバイス(スマホの分厚いやつ)でスキャンするわけです。

その間、ずっと僕がマリ(お母さん猫)を抱いていた。

マリは別に逃げやしないけど、屈強な男が無言でスマホやらメジャーやら検査機器を持って迫ってくるサマは、まぁ野良猫にとっては、かなりの恐怖である。

しがみつく爪が腕に食い込んで、かなり痛かった。

警察の手続きが終わった後、やっとのことで家路についた。

マリはキャリーケースの中で、まだ少し緊張した様子で鳴いていた。子猫(リンク)は、お母さんの様子を見ながら、不安そうにしていた。

家に着いて、ようやくみんなをリビングに放した瞬間、マリはまっすぐケージの下段に潜り込んだ。

警察署であんな目に遭ったんだから、当然だ。

子猫は、お母さんほど警戒心が強くなくて、30分もすると部屋の中を探検し始めた。

カーテンに登ろうとするリンクを引き剥がし、ベッドの下に入り込もうとするのを阻止し、まぁ、思った以上にタフである。

でも、それがまた可愛いわけで。

夜になって、マリもようやくケージの中から出てきた。

ご飯を用意すると、二匹とも夢中で食べ始めた。

ああ、やっと新しい猫との日常が始まるんだな、と思った。

腕の引っかき傷を見ながら、僕はそう思った。

でも、悪くない。全然、痛くないぞ。