2月22日日曜日の空腹時血糖値は128mg/dlでした。

ようやくDQVIを終えた。
終えたというか、やっと解放されたというか。
途中で何度も手が止まり、挙げ句にデータが飛び、また最初から…を繰り返していたので、クリアした瞬間は達成感というより「終わった…」が先に来た。
達成感と同時に、妙な空虚感が残る。こういう時、人は休めばいいのだが、僕は休まない。いや、休めない。
で、間を置かずに手を出したのが『ドラクエVII Reimagined』。
PS版のVIIも持ってはいる。持ってはいるけど、やはり“わさもん”気質というのか、新しいものを見ると触らずにはいられない。
どうせやるなら最新の形で。そんな理由で、またエスタード島からの人生を始めることになった。
現在、物語はまだ三分の一を少し過ぎた程度。
なのに、すでに二人が勇者、そして一人が天地雷鳴士。
妙に仕上がりが早い。
かつての感覚で言えば、これはもう終盤、ラスボス前夜の編成である。
ところがこちらは、まだ石版を探して各地をうろうろしている段階だ。
原因ははっきりしていて、ダーマ神殿以降の成長速度がとにかく速い。
戦士、魔法使い、上級職…と、ぐるぐる船を回しているうちに、気が付けば極まっている。努力した記憶がないのに、結果だけがついてくる。
正直、少し戸惑う。
今回のドラクエ、驚くほど親切だ。
・フィールドで敵にエンカウントしない
・マップで迷わない(ダンジョンに矢印が出たりする)
・序盤から船で外海に出られる
つまり「詰まらない」。
いや、難しくないという意味ではなく、“立ち止まらない”のである。
昔は、石版が見つからず数日止まることもあった。
レベル上げで同じ場所を延々と歩き回り、やっと次へ進めた。面倒ではあったが、確かに「進んだ」という実感があった。
今作には、それがほとんどない。
失うものも少なく、全滅の恐怖も薄い。たぶん、今の世代にはこれが普通なのだろう。
ただ、僕の世代からすると――
少しだけ、世話を焼かれ過ぎている気もする。
もっとも、RPGにおける僕の遊び方は昔から変わらない。
出勤前、コントローラーをターボ設定。
輪ゴムと洗濯ばさみでボタンを固定。
あとは海を延々と周回させるだけ。
帰宅して画面を見ると、キャラクターが立派に育っている。
何もしていないのに成長している。
これはもうゲームというより、栽培に近い。
だが、この確認が妙に楽しい。
今作は簡単すぎるのではないか、とも思う。ハードモードも設定できるらしいが、そんなものは設定しない。そこまでして苦労を買う気はない。
それでも、電源は入れてしまう。
ドラクエというのは、難易度とは別のところで人を捕まえる。
そこが昔から変わらない。
ストーリーの切なさで言えば、今作はかなり強い。三分の一時点ですでにそう感じている。
からくりエリーの話など、今のAI社会への皮肉にさえ見えてくる。
結局、簡略化されても、伝えるものはきちんと伝わるらしい。
妙に納得している自分がいる。