11月2日夜勤明けの空腹時血糖値は133mg/dlでした。

 

先月28日は大学病院耳鼻科受診日でした。

言語聴覚士の先生から、人工内耳の電極(インプラント)が壊れていないか、一度コクレアの専門家に診てもらわないか、と提案され受診したんです。

コクレアという会社は、簡単に言うと人工内耳の専門メーカーです。

東京からわざわざ来て頂いて、お疲れでしょうけど、かなり丁寧な対応で安心できました。

検査はおでこや首、手首に電極を貼り付け、パソコンで診断するという簡単なもの。

そのデータを本社に持ち帰り、分析して、12月に言語聴覚士から説明を受けることになります。

でもザッと見た限り、異常はなかったようです。

検査後、しばらくコクレアの男性から質問されました。

「とにかくノイズがうるさくて、会話中に『もう話しかけないでくれ』と言いたくなるくらい、ストレスを感じる」と説明すると、男性は言語聴覚士のマッピングに、色々と指示を始めました。

「えっ?ここ(音域)をこんなに上げて、大丈夫ですか?」とか、言語聴覚士は躊躇していましたね。

マッピングにはテンプレートみたいなものがあって、そこから明らかに外れた設定だったんだと思います。

でも「いいんです、それでいってください」と、男性は毅然として言います。

困惑した言語聴覚士を尻目に、調整後の人工内耳を装着すると、いきなり「聴こえますか?」と言葉が聴こえてくる。

これまでの僕は装着した瞬間に、物凄い衝撃音を感じていたんです。壊れたスピーカーで音を流したような、そんな感じです。スパーク音というんですか、それが通電した合図で、普通だと思っていた。

ところがこの日は、それがなくて、いきなり人の声が聴こえてきた。

言語聴覚士は半信半疑で僕の様子を伺っていたけど、嘘でも演技でもない。聴こえてるんだから仕方がない。

さすが本社の専門家です。お見逸れしました。

いや、もう本当に驚いていますよ。

手術をしてから17年ですよ。

やっと自分に合ったマッピングに出会えたんです。

その証拠に四六時中ずっと人工内耳を付けたまま。以前はノイズに耐えられなくてすぐに外していた。

それが、妻の声、猫の声、色んな音が聴こえてくるのが嬉しくて、ずっと装着している。

人工内耳というのは本来、そういう物なのかもしれません。

僕と同じ状況の装用者の方々には、一度コクレア本社に相談されることを強くオススメします。

 

↓興味のある方は、こちらの過去記事もお読みください。

人工内耳えれじぃ

もう来ないほうがいいんですか?