ほとんど飲酒欲求らしい欲求もなく迎えた2ヶ月の今日。

振り返れば、それほど目まぐるしい生活の変化はなかったなぁというのが本当のところです。

そんなに明らかな脳の活性化というのは訪れなかったし、体重だって全然変わらない。食い物や嗜好の変化が起きたかというと、さして変わらないですね。

単に酒の存在が無くなっただけ、二日酔いが無くなったけで、疲労感が無くなったわけじゃないです。

タバコの時もそうだったよな。
止めた時はそれほど有り難みを感じなかったんだけど、何年か経ち、割りと不満なく真面目に暮らしている自分に気付いて、少し嬉しくなったっけ。

ご褒美といえば、そのくらいのものです。

実は一昨日ですね、急に便意が訪れて、それがとても硬いウンコだったんですよ。

どれくらい硬いかというと、自分で肛門周りを指で触れたんだけど、野球ボールくらいの硬さだった。こいつが出てこねぇんですよ。どんなに気張っても。

それでウォーキング中によく便意を催した経験から、ルームウォーカーや外を歩いたりして、何度か排便トライしてみました。直腸下の何らかのウエイトの変動を感じて、また便座に腰を降ろすんですが、いずれも不発に終わりました。

断酒前は結構下痢気味だったんですよ。酒と同時に水分もきちんと摂れてた。喉が乾くから普段からよく水を飲んでいた。

だから真っ黒い水様便がシャーッと出てきた。

断酒してから、そういや硬めだったなぁ、とぼやきながら、トイレで途方に暮れました。

確か何かのドキュメント記事で読んだ、酷い便秘で孤独死した女性の話を思い出していました。便秘で死ぬなんてと、その時は思ったのですが、いざ自分がその立場に立ってみると、さすがに怖いです。
「こりゃ他人事じゃないぞ」
僕は病院に行く決意をしました。コロナ警戒の最中にこんな患者を受け入れてくれるか、さっぱり分かりませんが…。

トイレから出て、妻の顔を見るなり「お恥ずかしい話だが、ウンコが硬くて…」と話してみました。

途端に妻は笑い出しました。僕は額に脂汗を滲ませ「全然出てこないんだ。肛門が痛くなってきて、それでも便意が続いている」

妻の顔から笑いが消えました。
「(私の)指で出してやろうか?」
と、訊ねてきました。

僕はその申し出を一度は拒否したものの、再度便意と肛門痛が訪れた時には、新聞紙を敷いたベッドに横たわり、妻に便の摘出を受けていました。

硬い部分を少しずつほぐし、取り去り、引っ掛かっていたものから括約筋が解放されると、その後に溜まっていた物が、堰を切ったようにドドドッと…。

さすがに肛門は切れていましたよ。真っ赤な血液が結構出ていました。

これを書いている今もまだおけつが痛いです。

あれから牛乳を山ほど飲み、下剤も山ほど調達しました。

もう便秘は嫌ですからね。一生下痢でいい。

ひとつ誤解しないでもらいたいんですけど、この記事、みんなを笑わすために書いたんじゃないですよ。

あくまでも我が身に起きた不幸を振り返り、不摂生の戒めとして、記録しているだけですからね。自己管理の一環です。

しかし2ヶ月も断酒しながら
こんなトホホな報告をしなきゃならないなんて、俺はつくづくツイてない。

断酒をお考えのあなた。
断酒後の水分摂取は充分行うべきです。
野菜とかで食物繊維をしっかり摂って、運動もすること。

でないと、↑こうなりますよ。