9月13日夜勤明けの空腹時血糖値は109mg/dlでした。

小説が書き上がるたびに思うことは、
「こんな字ばかりの本って、読む人いるんだろうか?」
だいたいウチの嫁だって、又吉直樹の『火花』を買ってきた時、散々見せびらかしていたけど、肝心の感想を訊ねても、
「読んでない」
っていう。あれからだいぶ経つのに、いまだに読んでない。
話題の商品に飛びついて、それで満足らしい。
本って読むモノだろ?
それじゃ僕が日夜書き続けている駄作はというと、現在ブログ村純文学カテ1位で、どうやら少しは読まれているらしい。
そこでAIに訊ねてみた。
「俺の作品、漫画にしたら面白いっすか?」
「面白いです。早速漫画化しましょう」
という、大工の親方的な気の短さで色々指示を出しだした。
選んだのは『クワイエット・ライブでさよなら』というWeb未発表作品で、栄えあるポプラ社新人賞の下読みにも通らなかった落選作です。
ろう者がバンドを結成し、「聴覚なしで音楽ができる」というデバイスと出会って、企業の陰謀に巻き込まれていく。
そういう荒唐無稽かつ滅裂的なストーリーなんですけど、これを選んだのは失敗だった。
ろう者を題材に漫画を描くってのは、当然、手話を描かざるを得ないわけで、もう相当難航した。
作画はAIが担当してくれるけど、セリフのチョイスや手話の手型は僕の担当。
苦心の末、一コマの作画が確定しても、次の作業で、確定していたはずの絵が元に戻っている。
血圧が爆上がりする。
「そこはさっき直しただろ!」
もちろんAIに怒鳴ったところで、向こうは涼しい顔。
顔があったら、パンチを繰り出してた。
これはAIでの作業だからまだ楽なんだろうけれど、何となくプロ漫画家が短命なのが理解できます。
アシスタントの悪態をついたり、ストレスがとんでもなく蓄積したり。
小説なら、気に入らない一文を書き直せばいい。
AI漫画は、一つ直したら別のところが変わる。
手を直したら顔が変わり、顔を戻したら服が変わり、ようやく完成したと思ったら吹き出しが消えている。
モグラ叩きである。
こんな仕事で生活費を稼ぐなんて絶対無理ですわ。
少なくとも僕はやらん方がいい。第一、絵が描けませんもん。
とはいえ、現在13ページ。
なんだかんだ言いながら続いている。
しかも出来上がったページを眺めていると、
「おお、ちゃんと漫画になっとる」
と、ちょっと嬉しい。
でも、たぶん明日で終わり、でしょう。
今はただ、漫画家ごっこをしとるだけです。