シュアポスト服用開始から3日目。夜勤明けの朝に、妙に空腹感と脱力感を感じていました。何だか身体がフラフラ。

血糖を測ると78mg/dl。まだ十分仕事をこなせる余力はありましたが、何せシュアポストのことが頭にチラついていて、仕事を緊急停止。

夜勤パートナーに事情を話して、彼女が休憩時間に食べていたチョコレートを少し分けてもらいました。

デスクに座ってチョコをモグモグやりながら「断食ダイエットがまずかったんだよね」と僕は彼女にこぼしました。

「最初は体が軽くなって調子が良かったんだけど、実は血糖ってのは食べても上がるし、食べなくても上がるんだ。食わない時間が長いと、その分食った時の跳ね上がりが凄くてさ。恐らくここ2、3ヶ月の間は血糖コントロールがズタボロだったと思うんだよね。この前の診断結果も案の定酷くて、これを飲めって先生に言われて…」僕は携帯しているシュアポストを見せました。
「飲んだら下がり過ぎたってわけ?」
「うん、多分」
「もっと食べなさいよ」彼女はチョコレートを差し出します。でもあんまり食べると止まらなくなる。嫌いで食べないわけじゃないんで。

仕事を再開したら、フラフラは治まっていました。
時々休憩室を訪れ、誰かの食べかけの黒糖かりんとうを見つけて盗み食いしながら、業務を終えました。

シュアポストを即刻止める…ってのが脳裏をよぎりましたが、こういうのが「自己判断」って言うんだろうなぁ。大袈裟だと独り言を言いながら、かぶりを振りました。補食を携帯すれば良いだけの話だと思いました。

帰宅してから嫁さんに一部始終を話したら、彼女は想定内の驚きの反応を見せ、近年泣き言が多くなった夫の話を、割合穏やかに受け止めていました。

ひと風呂浴びてシュアポストを飲み、ワイドナショーを観ながら、遅い朝食を食べました。一年前には、酒を飲みながら過ごしていたひと時です。今朝は麦茶を飲んでます。テレビでは心不全で亡くなったディエゴ・マラドーナを取り上げていました。享年60歳。

エディー・ヴァンヘイレンは確か65歳だったよな。

最近、よく人が死ぬなぁ、と思います。

かりんとう、買っとこ。