暑い夏も過ぎ、夜間は涼しくなりました。
最近忘れがちになっていますけど、断酒7ヶ月になりました。以前はサロメさんのyoutube動画「断酒道」をよく観ていたんですが、今はあまり観ませんね。
アルコールを止めたくて真剣に悩んでいた時期から遠ざかろうとしています。
でもこれは過去の自分との決別って意味じゃないんですね。
このブログにおいて、 恐らく 僕の格好つけのせいで、簡単に断酒が出来たという印象を皆さんに与えてしまっていると思うんですが、実情は全然違います。
社会的に何かを失ったとか家族が離れていったとか、そういう損失は無かったんですが、肥満だとか糖尿だとか、心筋梗塞だとか、健康状態を損なってきた点で後悔しています。
酒好きな自分は、相変わらず内在していて、今のところうまく分離出来ているだけで、本当は簡単にスリップしてしまうのだと、いつも言い聞かせています。
飲んだら飲んだで、あの不潔な気分でまた毎日を過ごすのかと思うと、それも嫌なんで、飲酒欲求が生じたら、自分が吐いたおびただしいゲロや依存症の亡くなったおっさんの感情失禁など、思い出したくないことを無理やり思い出しながら、断酒を続けています。
ところで飲酒欲求について、僕はひとつ勘違いしていたことがありました。
それは空腹時に飲酒欲求が生じやすいと思っていたことです。
僕は先月から16時間空腹時間を設ける「半断食」を始めて、現在も継続中ですが、一日何度もお腹が「グゥー」っと鳴るくらいの空腹が訪れるんですが、酒を飲みたいなんて、一度も思いませんでした。
おかしいですね。断酒以前は夜勤明けなど空きっ腹で帰宅すると、強烈な飲酒欲求に襲われ、必ず飲酒していたのに、現在は飲酒欲求すらありません。
これは僕なりの推測なんだけど、空腹や飢餓感によって飲酒欲求が生じるのは、恐らくその時点で依存的な体質だったんじゃないかと。
つまり「のん兵衛」の体質から抜け出すために半年掛かったということじゃないかと、そう思うわけです。些細なストレスや疲労感や空腹感、飢餓感がトリガーとなって飲酒してしまうのは、実はそれが原因なのではなく、飲酒行為を続けた結果、そういう体質になってしまったと思うわけです。
ストレスや空腹は誰にでもあります。でもその度に飲酒へと走ってしまうのは、やはりその人の飲酒行為のせいであって、それを止めなければ依存体質から抜けられません。
それなら、例えばアルコール依存症の専門施設とか、数カ月間強制的にアルコールから隔離された人たちが再飲酒するのは、どういうことなのか、というと、それは僕程度の依存度の人間には説明出来ません。
本人にアルコールと決別する意思がないとか、脳に機能障害をきたしているだとか、生活環境的に飲まざるを得ない(友人が酒好きばかり)とか、色々あると思います。
正直な話、僕には到底手に負えない領域の話です。
もしどうしてもお酒が止められなくて、真剣に悩んでいらっしゃる人がいらっしゃったら、 サロメさんのyoutube動画「断酒道」 の視聴をお勧めします。
今でも時々観てはいるんですが、世の中色んな酒の悩みがあるんだな、とつくづく思います。動画を貼っておきますね。