そもそも何故断食を始めるに至ったのかというと、断酒や糖質制限、運動習慣によっても身体の疲れが取れない点について、自分なりに色々と考えてみたからです。
一日のうちで一番身体の疲れが酷いと感じるのは、僕の場合、食直後です。胃の中に食物が入ると、動くのが億劫で、強烈な眠気が訪れます。
朝食を摂って、車で職場に向かう途中には、信号待ちでうとうとしたりして、結構危ないんです。
ネットで調べているうち、どうも血糖値スパイクの症状が当てはまるような気がして、恐らく自分は慢性的な高血糖じゃないかと疑うようになりました。
ターゲス(食前から食後数時間に渡る血糖値の変動)を測るべきかもしれませんが、空腹時の血糖は自分なりに測っていて、最近では144mg/dlという値が出ていたので、まず血糖コントロールが良くないことは容易に察することが出来ました。
となると、これまでやってきたことが、血糖コントロールとしてはあまり効果がなかったことが伺えます。
断酒、糖質制限、ウォーキングマシン、筋トレ…。どれもが身体の疲れを癒すほどの効果はありませんでした。もっと長く続けていれば効果が出てくるのかもしれません。でも、もう半年ですよ。これは根本的に考え直さなきゃならない。
やはり食い過ぎなんですよ、僕は。
しかし毎回の食事量を微妙に減らしたり、24時間中のどの時間にどんな物を食べれば良いかなどといった、細々とした管理が出来るわけがありません。つまり入院生活を自己管理下で再現するなんてとても無理です。
そこでファスティングにたどり着いたんですけど、断食っていっても色々あります。
恥ずかしながら、僕はわりと権威や権力というものに弱くて、「医学的」とか「ノーベル賞」とかチラついてると、すぐ飛びついてしまう人種なので、結局これを選びました。
やり方を簡単にまとめると、一日のうち16時間を空腹で過ごすようにする断食です。もちろんその16時間はバラバラではなくひと塊になってなければいけませんが、例えば夜8時までに夕食を済ませると、就寝時間を挟んで、朝食を抜き、12時の昼食まで我慢すればいいことになります。
僕の場合、昔はこういう暮らしだったので、元に戻せばいいだけでした。
あと2パターンぐらい16時間を確保する例が載っていますので、朝食抜きが無理な人も諦めることはないと思います。
空腹時間も砂糖抜きの飲料なら飲めますし、ナッツ類なら固形物の摂取も出来ます。僕は「素煎りアーモンド」というのを買ってきて、食べたい時にポリポリ食べています。チーズとかヨーグルトなどでも良いそうです。それにしても袋入りのアーモンドって結構良い値段してますね。ミックスナッツでも良いそうですが、僕はあえてアーモンドを選んでます。(ミックスナッツ→食感に富み、飽きないから食べ尽くしてしまう)
そんな調子で一週間経ったわけですけど、体調の変化は歴然としています。
まずは身体の疲れが取れました。疑いたくなるほど、スッキリとした気分です。
空腹の辛さもそれほどではなく、ちなみにアーモンドの摂取量も日ましに減っています。空腹にはやがて慣れるんです。
ただ開始後3日間は、情緒不安定でしたね。結構、無意識に語気が荒くなることがあったように思います。
でもそれもあまり長く続きませんでしたね。まだ早計かもしれませんが、どうもこのメソッド、僕に合ってそうな気がします。
体重は意図的に測ってませんが、一か月後ぐらいには体重計に乗ってみようと思っています。