今朝、チーズを食べてたら、急にガリッと嫌な噛み応えがあって、慌ててチーズを吐き出したら、奥歯の詰め物が取れてました。

左下の一番奥の歯で、まるで隕石が衝突したみたいなクレーターが出来てました。

今年はコロナの流行もあって、半年以上歯医者に行ってなかったんですが、電話したら快く応じて下さって、すぐに診てもらえました。

しばらく通院は必要ですが、幸い抜歯とかやらずに済みそうです。

僕は難聴ということもあって、理髪店と同じくらい歯医者も苦手です。

理由は明白。背後から話し掛けられるし、マスク着用だから。

でもね、難聴者が全てそうだとは思わないけれど、今回のコロナには、随分鍛えられましたね。

ほぼ100%の着用率ですからね。いちいち「マスクを外して下さい」と頼むのも面倒だし、特にコロナの厳戒令の元では応じてくれる人ばかりとは限りません。我が身が大事ですから。

そこで僕が最近活用するようになったのが、スマートフォンによるコミュニケーションです。「Google音声変換」というアプリを使うと、音声がテキスト化されます。以前にも似たようなアプリやソフトがあったんですが(この辺の執着心は我ながら相当なもの)、スピーディーな変換が特徴で、かなりハイパーな筆談が展開されます。

これは救世主でしたね。少なくとも僕にとっては。

やり方は簡単。アプリを立ち上げてスマホに向かって話してもらうだけ。

歯医者で使うのには随分勇気が要りましたが、やはり殆どの健聴者が「情報保証」という概念すら認知していないんですから、これはもうこちらから仕掛けていくしかないんです。

ただ、このアプローチが生きるには、発言者の滑舌や声量、声質がモノを言います。

google音声変換は男性の低い声はよく拾いますが、女性の甲高い声やファルセット(裏声)はダメですね。この日も男性歯科医の先生の声はしっかり反映するのに、女性歯科衛生士の声はあまり反映されませんでした。

ちなみに僕自身の声はデカイのでかなり変換されるんですけど、僕の声がいくら変換されたところで、ちっとも役に立たないです。無駄ですよ、無駄。相手の言葉が問題なんですから。

というわけで、まぁ今後もめげずにこのアプローチを続けていくつもりです。コロナが収束するまでに、しっかり身に付けておきたいですね。ただ、誤変換も多いですし、もうちょっとアプリの性能が上がってこないかな、と思うんですが、googleさん、これからも頼りにしています。