日曜日夜勤明けの血糖値は以下です。106mg/dl
普段から気になるドラマを録りためて、年末に一気に観るようにしています。
来年には「鬼滅の刃」の新しいシリーズが始まるので、そろそろ録りためたものを整理しなきゃいけない時期にきてます。
1TBのハードディスクには、今のとこ「不滅のあなたへ」「機動戦士ガンダム水星の魔女」「silent」「DOC あすへのカルテ」「弱虫ペダル」が入ってますが、何で録りためるようになったかというと、特にアニメ作品の場合、市販DVDに字幕が付いてないことが多いからなのです。
だから「これは観なくちゃ」という作品は、見逃さないように予約録画しておきます。「見逃しがち」ってのも理由のひとつかな。書き出してみると、案外普通の理由だな。
今ではNetflixなどの動画配信サービスを利用すれば、字幕付きの動画が簡単に山ほど視聴できるわけで、現に妻も利用してるみたいですけど、僕はまぁ普通のテレビで足りてる。
座右の銘は「足りるを知る」にしとこ。
さてと、表題の「不滅のあなたへ」ですが、これ女性作家の作品なんですね。大今良時とか吾峠呼世晴とか、男性名を名乗るのが流行ってんですかね。動画で本人を観たんですけど、可愛いお嬢さんでした。不思議なもんです。
で、本作は一個の球から始まります。何となく旧約聖書みたいな出だしですけど、それが一匹の白いオオカミになり、オオカミは吹雪の中を一件の小屋にたどり着き、そこに住む一人の少年と共に最果ての楽園を目指し、雪原の中、旅を始めます。
少年とオオカミはやがて、行き倒れとなった先人の馬車やトナカイの亡骸を目の当たりにし、引き返すことにします。
旅に出た代償は大きく、少年は傷ついた身体を椅子にゆだねると、横にいたオオカミに「僕を覚えていて」と言い残し絶命します。
オオカミは少年の死と共に、少年の姿をコピーし、小屋を旅立って行きます。
…なんか、泣けるな。フランダースの犬に似てるような気もしないではないが、それはこの際どうでもいい。
とにかくこのオオカミ改少年は、楽園へとたどり着きます。この媒体は不死身なので、どこへでも行けてしまうのです。
たどり着いたニナンナの村で、この少年と知り合った少女が、村の儀式で生贄にされようとしていました。
少年はこの時、オオカミに姿を変え、 生贄を食らおうをしているオニグマを倒します。そして死んだオニグマの姿をコピーします。
その後、少女が死ぬと、少女の姿をコピーし、とにかく行くいく先で関わった人物が亡くなると、コピーしては、必要に応じてその人物に成り代わるわけです。
そんなわけなので、本腰を据えて観賞するまで、えらくややこしい作品だな、という印象を持っていました。
現に妻も「これって、さっぱり意味分かんない」って言ってた。
でも「転生」って概念をつかむと、案外スーッとストーリーが入ってきます。最初っから観てないと分かんないですね。年寄りの食わず嫌いかもしれません。
お気に入りのシーンは色々あるけど、マーサ(少女)が教えた「ありがとう」を、オオカミの姿で言ったところと、マーサを生贄に選んだ祈祷師ピオランが老衰で息を引き取るくだり。
このころの媒体は「フシ」と呼ばれていて、関わってきた人間から色んなことを教わり、心豊かな少年に成長していました。
ピオランは晩節には呆けていて、暴言も多く、フシも色々と手を焼いていましたが、やがて静かに息を引き取るわけです。
何の事件性もない穏やかな死に、なぜか一番感動しました。
主人公は死なないけれど、関わった人々は次々と死んでいく。数多(あまた)の死を見つめながら、物語は進んでいく。
現在はもうシーズン2が放映されていて、最新話まで観ています。
惜しむらくは宇多田ヒカルの「Pink blood」。あんなに何度も聴いたのに、ボーカルが引っ込みすぎてて、私の耳をカスリもしない。覚えられなかったね、残念ながら。最初、カラオケ音源か、と思った。
シーズン2が終了したら、また何か書きたいと思います。
寒くなってきましたので、風邪にご注意を。温かくしてお過ごしください。
それでは、また。