8月17日日曜日の空腹時血糖値は117mg/dlでした。

 

今年のお盆は結構休みがもらえたんだけど、ほとんど家の中にいた。

週の前半は大雨だったし、後半もそのペースに引きずられて、やはり家の中にいた。

家の中で何してたかというと、ずっとホラー小説を書いてた。

創元ホラー長編大賞というのがあってですね。四百字詰360枚以上の公募があったんです。

「俺にホラーが書けるかなぁ」と思い、試しにスマホのメモ帳で書き出してみたら、スゲー筆が進むんですよ。

呆れるくらい。

まぁ、AIにだいぶ助けてもらったんですけど、それでも体感的に、フツーの作品よりかなり前乗りで書けてしまった。

どんな小説かは詳細はご勘弁願いたいんですけど、早い話がスプラッターですね。

もう…人間の手足、首がスポポポーンと、血がブァシャーッと、はらわたがデロデローンと、凄まじいばかりの凄惨さで…そんな小説を書いておりました。

そんなの映画や動画では、絶対直視出来ないんだけど、書くとなると全然平気なんだな。

ちょっと怖目のドラマを観るだけで、二晩くらい眠れないんだけど、小説執筆中はグッスリ熟睡してたもんな。

意外な才能だなぁ、と思っています。

まあ、才能というか、単に想像力の産物だから現実味がないってことなのかもしれない。

でも不思議なもので、書いているときは登場人物の心理描写にすごく没頭してしまうんだよね。

被害者の恐怖心とか、加害者の歪んだ思考回路とか。

普段の自分では絶対に考えないような暗い部分を、文章にすることで客観視できるというか。

書き終わった後、改めて読み返してみたら「これ、本当に俺が書いたのか?」って思うほど。

妻には「お盆休み中、何して過ごすの?」って訊かれるんだけど、正直に「ホラー小説書いてる」なんて言えないよな。

「まあ、読書とかするよ」って濁してる。

スプラッター小説執筆が趣味なんて、言えば引かれるし、なかなか理解してもらえそうにない。

でも、応募締切まであと7ヶ月もあるけど、もう400枚に届いちゃって、あと少しで終わりそうなんですよ。

原稿は全然間に合いそうだけど、問題は最後のクライマックス部分。

クライマックスはまぁ、唖然とするくらい酷いこと書くか、無難な着地点を見つけるか、ただ今黙考中。

この温厚な人間のどこにこんな残虐性が潜んでたかなんて、呆れを通り越して、感心しております。

そう言えば故楳図かずお氏も、そんな感じだったよな。

地域住民から追い出しを食らってたんだっけ。

ホラー作家というのは、良い人が多いのかもしれないな。

まあ、受賞は期待してないけど、完成させることに意味があると思ってます。

明日から仕事だけど、コッソリ続きを書いちゃいそう。

周りの人には絶対にスマホの画面見られたくないけどね。